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img605.jpg

昨日テレビを見ながら描いた落書き。ほんとに落書きです。
絵でわかるように逃走中を見ていたのですが、最後らへんに出たロングレッグマンがそのまま天娘に見えて仕方なかったです。

090927-01.jpg

モンスター達が出来上がるまで。
最も、ザコであるシャドウは言葉を発したりはしません。本体は高度な知的生命体ですが、影は形だけの生霊みたいなものですので。
なぜ月関連の魔物が紅い薬の墓所に居るかと云うと、星の影の魔物は非常に低コストで召喚できるからです。通常手順で魔物の召喚をすると通常の召喚コストがかかりますが、星の影の魔物は本体の光さえ呼び出せれば幾らでも増やせますから。

そいでもって勢いで書いた駄文を追記に。
これでちょっとでも彼ら星について解ればなあと思います。





我々は主として人を食べるから、無用に恐れられていることがある。
当然と言えば当然であるのだがな……そちらから話がしたいと申し出てきたのだから、そう萎縮されると困るのだ。別に取って喰おうとは思っていないから安心せよ。暫く空腹は来ない。
で、何を話したいと言うのだ?
……意外だと? 我々のようなものが話に応じるのがか?
我々とて知的生命体だ。他の知恵あるものと意思の疎通を図りたいと思うのは自然だと思うが? 言葉すら持たぬものと通ずるよりはずっと簡単だろう。
それで、話とはなんだ。先に言っておくが食事のことをなど尋ねるなよ。その答えは自らで出してから問え。
星の成り立ち…。それを知って何になる。我らとの共存の糸口………ふぅん、まあいいだろう。

お前は星に願い事をしたことはあるか? 無い? でも星に願い事をする迷信は知っているだろう。
あれはな、確かに星に届いているんだ。
我々はお前たちに『星』と呼ばれているものだ。空にあるだろう。夜の衣が輪郭を隠しているが、近づくと我々なのさ。
お前たちが見ているように、星は光だ。意思を持った光。在りし姿に形は無い。その光にお前たちの願いが届いたとき、我々は姿を与えられる。
私の後ろの二人を見てみろ。長い脚の娘と長い手の男―――――二人は姉弟の願いだ。

とある村のある教会に、二人の姉弟が住んでいた。姉は生まれつき脚が悪く常に車椅子に乗っていて、歳の離れた弟が車椅子を押していたんだ。二人の両親は既に亡く、故に二人は教会の世話になっていた。
二人には習慣としていることがあった。それは両親の墓に通うこと。その墓は村から少し離れた高地にあったが、弟は姉の車椅子を押して通った。そして通う道すがら話すんだ。「私の足がちゃんと動いたら」「僕がもっと大きければ」とね。
教会では年長である姉は同じような境遇の子供たちをよくまとめていた。脚が不自由でも針の腕は達者だったし、なにより性格が明るく面倒見が良い。弟も小柄で決して体力があるわけではなかったが、読書家でよく気のつく素直な子供だった。
でもね、どんなに他者からの評価が良くても、コンプレックスとなることはある。
特に互いに対して負い目があることにはね。
二人は誰よりも互いに想い合い、愛し合っていた。
故に相手に対する負い目も大きかった。
もしもこの脚が動いたら、弟に重い車椅子を押させる必要などなかったのに。
もしも自分がもっと大きく強ければ、姉に足が動かない不自由を感じさせることなどなかったのに。
他の者にはもちろん言えない弱気だが、二人しか居ない通い道では互いに言い合えた。顔が見えないからかも知れない、他に話すことが無いからかも知れない。
二人は互いに告白しあい、互いに赦し合っていた。「大丈夫、そのままでいいんだよ」「大丈夫、ちゃんと支えるから」とね。
でも運命とは残酷だ。あるとき、いつものように墓に向かう途中。その日は一際風が強くて、高台にある墓に行くには少し不安の残る日柄だった。
それでもいつもやっていたことだったから。二人は教会の大人が止めるのも聞かずに出かけていった。
急な坂道を、姉を乗せた車椅子を押して弟は登って行った。自然に出来た足場を通るような道だ。高地と低地の配置とが重なり合って、風は前から横から好き勝手に吹いてくる。
互いに「やめようか」と言った。
そして互いに「まだ大丈夫」と言い合った。
意地があったのかもしれないね。弱みを見せ合い許しあうことで姉弟は強く在れた。だからそれを諦めることが出来なかったのかもしれない。
車椅子はゆっくりと坂を登って行った。
あと4歩、あと3歩、あと2歩…。一歩ずつ一歩ずつ上がっていって。
最後の一歩というところで、一段と強い風が吹いた。突風だが坂の上の高台を吹き抜けていった。
まあその後は予想通りの展開さ。
高台のふもとで、倒れていた二人がみつかったのはその日の日が落ちてから。息はとうの昔に絶えていた。
二人は死の直前まで願い望んでいた。自らの命ではない。道連れにしてしまった互いに対して。
もしもこの脚が動いたら、弟にも負担をかけずに、高台でバランスを崩しても、踏みとどまることが出来たのに。
もしも自分がもっと大きく強ければ、ちゃんと支えることが出来て、落ちそうになった姉を引き止められたかも知れないないのに。

そうした二人の姉弟の想いが、星に届いて形を創った。どんなことにも揺るがぬ脚と、いかな場所にも届く手を持って。
少し語りすぎたかな? そろそろ東の空が白んでくる頃だ。星は夜闇にしか輝かぬもの。もう此処には居られないな。
話が出来て良かったって? こちらこそ。君達から話し合いの申し出をされることは稀だから、面白い体験になったよ。
………最初にも言ったとおり、我々とて知的生命体だ。感情を宿し思考をし、意思をもって生きるものだ。
だからこそ…だが、我々とて他のものを繋がりを持ちたいと云う気持ちはあるんだ。食物連鎖に意思の介入はない。だから割り切れないのは当たり前だが、それで傷む心が捕食者側にもあることを忘れないで欲しい。
抵抗するな、と言っている訳じゃない。でも、我々だって生きていることを、そして、生き方は選べるものじゃないことを、どうか理解して欲しい。

あぁ、そろそろ本当にまずい時間だ。我らは太陽に嫌われているからね。日の下には出られないんだ。
次に会ったときは…出来れば近づかない方がいい。もしも腹が減っていたら、君を食べてしまうかも知れない。知り合いを食べるのは、やはり悲しいからね。
じゃあね、さようなら。次に会ったときに、またこうして言葉を交わせるといいね。










なァんてねッ!! こんな話信じるなよぉ地べた這いつくばってる自意識過剰な泥細工風情がッッ!!!






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